大きなのっぽの古時計
大東高校の産振棟の入り口に大きな「振り子時計」があります。
今も現役で動いています。
ガラスには「贈 昭和五十三年度卒業生一同」と書かれています。
ガラスケースの奥に文字が見えます。拡大すると、
「岩手県立大原商業高等学校 昭和五十三年度卒業生一同」とあります。
岩手県立大原商業高等学校と岩手県立大東高等学校は、
平成18年(2006年)の統合により、新岩手県立大東高等学校となりました。
この振り子時計はその時に持ち込まれたものと思われ、産振棟の入り口に、
このように設置されたのだと思われます。
大原商業高校から引き継いだものは他にもあります。
それが、鹿踊部です。
平成8年(1996年)旧大原商業高校創立50周年記念事業の一環として設立された「行山流大商鹿踊」が、平成18年(2006年)に大東高校との統合時に「大東高校鹿踊部」として継承されました。
地元大東町の「小沼鹿踊保存会」の皆様の御指導の下、地域のお祭りやイベントで演舞を披露しています。地域の伝統芸能継承活動がみとめられ、令和4年度は「いわてユネスコ文化賞」を受賞しました。
振り子時計や鹿踊部の他にも、大原商業高校から引き継いだものは
他にもたくさんあると思います。
大東高校は令和8年度に創立100周年を迎えます。
多くの先輩方の思いとともに、大東高校はさらに歴史を刻んでいきます。