摺沢と水晶と校章
現在の大東高校の校章は、旧大東高校と大原商業高校が統合されたときに新しくできたものです。
統合前の大東高校の校章は六角形がモチーフとなっていました。
大東高校の60周年記念誌「大東高六十年史」には次のようにありあます。
校章の由来
奈良期(養老年間)、大野東人朝臣が治めていた時にこの地玉堀山(摺沢長者地区)から水晶(紫水晶)を掘りこれを擦り磨いて朝廷に献上した。そこで、この地を「スルサワ」と呼ぶことになったと伝えられている。校章は、この故事に因み、切磋琢磨の意味から水晶を象って制定したものである。(大東高六十年史より)
生徒が登下校の際に利用する大船渡線の駅名は「摺沢駅」です。
そして何より、学校の所在地は、一関市大東町摺沢です。
摺沢と水晶と校章。
校章の成り立ちと、地名にこんな関係があったんですね。
大東高校が地域と共にあるという証だと思います。
毎年、お盆の時期に開催される地元のお祭りの名前は、
「摺沢水晶あんどん祭り」です。六角形の色鮮やかな手描きの「あんどん」が町中で輝く、とても素敵なお祭りです。
↑ こちらは2021年度にオンライン開催されたときのサイトです。
2022年度からは通常開催されています。
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